円高円安とは?メリットとデメリット!どっちがいいの?

公開日: : 最終更新日:2015/01/12 暮らしの知恵・豆知識



7年ぶりの115円台で円安!

小麦粉などの食品の値上げ!

自動車会社は景気回復!

 

円安で値上げ?景気回復って

どういうこと?

さっぱりわからないわ。

スーパーで買い物する主婦にとっては、

いいものが安く買えればいいだけなんだけど。

 

そんな私と一緒に円安と円高の意味を

しっかりと理解しておきましょう!

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目次

円高・円安とはいったい何でしょう?

円高、円安とは、

外国の通貨から日本の通貨を見ている

相対的なものです。

 

外国の通貨から日本の円の価値を見た時に、

日本の円の価値が高いのか低いのかを表しています。

 

円高 円安という言葉は、

為替レートに関係しています。

 

為替レート

日本で使われている通貨は、円です。

 

ニュースで1ドル=115円と報じられていますが、

これは、東京外国為替市場 1ドル=115円。

為替レートのことです。

 

為替レートとは、異なる2つの通貨の

交換比率のことです。

 

アメリカの1ドルが、日本の115円と交換できるということです。

 

これは、日本とアメリカだけでなく

日本とヨーロッパ各国のユーロ

日本と中国の元

日本とイギリスのポンドなど。

それぞれの国の通貨の組み合わせごとに

為替レートがあります。

 

為替レートは、外国為替市場で日々変動しています。

外国為替市場は、各国にあって、銀行や金融機関の専門家が

参加しているものです。

 

特に日本、ニューヨーク、ロンドンにある3つの市場が

世界の三大市場と言われています。

 

為替レートでの円高円安について

円高円安図

1ドル100円を基準にして考えてみましょう。

アメリカ人が日本のリンゴを買うと考えてみます。

1ドル100円の場合は、日本のリンゴは1個買えます。

 

1ドル=80円は、1個100円のリンゴでしたら

1ドルで交換できるものは、100円から80円となり

リンゴ3/4個分になります。

ドルの価値が下がることとなります。

 

ということは

円の価値が上がる→円高(ドル安)となります。

 

今度は、1ドル=120円の時はどうでしょう。

1ドルで交換できるものは、100円から120円となり

リンゴ1個と1/4個となります。

ドルの価値が上がることとなります。

 

ということは

円の価値が下がる→円安(ドル高)となります。

 

同じ1ドルであっても、このように

円高円安で、価値が異なってきます。

 

円高円安は、相対的に見ているだけですので、

1ドル=何円以上だから円安(円高)というわけではありません。

円高になるとどうなるのか?

円高とは、外国の通貨に対して、円の価値が上がります。

円高は、海外旅行には、メリットがあります。

 

たとえば、海外旅行の場合は

こんどは、先ほどのリンゴの逆ですね。

日本人が買い物する番です。

ドル紙幣

アメリカに10万もっていけば、

1ドル=100円のときには

1000ドル分の買い物ができます。

 

円高で1ドル80円の時には、

1250ドル分の買い物ができます。

 

ところが円安で1ドル120円の時には、

約833ドル分しか買い物できません。

 

円高は、海外旅行ではメリットですが

逆にデメリットもあります。

円高は、相手国から見たら日本のものを買うためには

支払う額は大きくなります。

円高

相手国から見たら、同じ商品が高くなるので

値上がりしたように見えます。

値が上がったら、商品は売れにくくなります。

 

日本は、輸出が多いです。

この影響を受ける企業は、

物が売れなくなれば

業績が悪くなってしまいます。

 

業績が悪くなれば、その下請けの中小企業の

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仕事が減り、不況になる可能性があります。

 

商品の代金が、ドル払いとなりますので

受け取る円は、円高が進めば進むほど

減っていきます。

円高メリット

  • 輸入品が安く買える
  • 海外旅行が安くなる
  • 原油の仕入れコストが下がる

高級

円高デメリット

  • 輸出産業にダメージ
  • 外国人旅行者が減る
  • 物価が安くなり、デフレが進行

 

円安になるとどうなるのか?

では、一方円安になったらどうなるのでしょう。

円安は円高の反対です。

 

日本の企業は全体的に見ると

輸入より輸出が多いので

円安になれば、企業の景気が良くなる

といえます。

 

企業は、為替レートをあらかじめ

1ドル=○○円と決めていますので

そのレートよりも円安になれば、利益を出すことになります。

円安ドル高

たとえば、

トヨタ自動車の場合、

円安に1円動くと営業利益は+350億円になるそうです。(2013現在)

 

円安のメリット

  • 海外にものを売りやすくなる
  • 輸出産業にとっては利益が大きくなる
  • 海外からの観光客が増える
  • 中小企業の工場の利益も上がりやすくなる

円安デメリット

  • 輸入が多い企業にとっては不利になる
  • 海外旅行や留学時に必要な金額が増える
  • ブランド品や外車などの値段が高くなる
  • 日用品や食料品が値上がりする可能性がある

スーパー

どっちがいいの?

海外旅行や輸入品が安くなる円高

企業の輸出が増えて利益が出る円安。

 

どちらがいいとも悪いとも言えません

ただ急激に円安に傾いたり

円高に傾くことが混乱を招きます。

 

企業は1ドル○○円と決めて

事業計画を立てています。

 

ですから、その範囲外に急激に変動すると

価格を見直すばかりか

雇用も調整せざる得ない場合があります。

 

行き過ぎた為替の変動が、

企業にダメージを与えることになると、

私たちの生活にも影響が出てきます。

 

欧州経済危機などの影響で、

円高に苦しんでいた輸出企業は、

 

今度は円安になり

自動車などの輸出品が価格競争力を

つけることで、従業員の

給料が上がるといいですね。

 

一方、輸入に依存する小麦粉など

生活必需品やガソリンなどの値上げで

円安の悪影響も出ています。

 

いくら円高で海外旅行に安く行けると言っても

勤めている会社の業績悪くなり給料も

減ってしまっては、元も子もないですよね。

最後に

実際には、世界中の国で物の売買がされていますので

当然、2国間だけで成り立っていません。

 

大根一本買い物する時でも

Tスーパー、Iスーパー、Sスーパー、N青果と

比較して、安いところや品質の良いものなどを買うと思います。

 

それと一緒のことを世界中の国でも行っています。

 

バランスなのでしょうが、

これからさらに円安に向かうと恐らく

食品は値上げしていくでしょうから

対策を考えておかないとですね。

 

円高円安のそれぞれのメリットデメリットを

考えて、賢い主婦を目指したいですね。

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