油の種類!健康で一番大事なことは?
人に必要なエネルギー源として
重要な
三大栄養素のひとつである油。
その油を巡って議論が白熱中。
認知症には、えごま油がいいのよ。
byテレビショッピング好き 60代主婦
美容にはココナッツオイルよ。
byハワイ帰り 20代女子
肝臓にはごま油よ。
byクラブ夕子 年齢不詳のママ
オリーブオイルは心臓にいいらしい
by90代 おばあちゃん
えーー
どうなのよ。
亜麻仁油がいいって言ってなかったけ?
火に油を注ぐがごとく
健康に良い油についての議論が
ますます過熱!
さて、健康に一番いいのはどれ?
まずは、どんな油があって、
どんな特徴があるのか見ていきましょう。
目次
油の種類について
脂肪には、
- 飽和脂肪酸
- 不飽和脂肪酸
の2つがあります。
飽和脂肪酸と言うのは、主に動物性の脂肪で
牛肉、豚肉、乳製品などに多く含まれています。
ココナッツオイルも飽和脂肪酸の一つです。
ココナッツオイルは、保存しやすく、
非常に酸化しにくい特長があります。
詳しい内容は、
ココナッツオイルの効能って?認知症改善に注目?!
ココナッツオイルの使い方!肌にどうやって使うの?
こちらの内容から、ハワイ帰り20歳女子の意見は、間違いではなさそうですね。
一方、不飽和脂肪酸は、3つに分類されます。
- オメガ3系不飽和脂肪酸
- オメガ6系不飽和脂肪酸
- オメガ9系不飽和脂肪酸
です。
オメガ3系とオメガ6系は、
人の身体の中では作ることができないので
必須脂肪酸となっています。
オメガ3系不飽和脂肪酸の種類の油と特徴
魚油やシソ油、えごま油、亜麻仁油など
(シソ油、えごま油、亜麻仁油オメガ3:60%オメガ6:20%)
魚介類由来の
EPA(エイコサベンタエン酸)
DPA(ドコサペンタエン酸)
DHA(ドコサヘキサエン酸)
と
α-リノール酸などが含まれています。
α-リノール酸は、体内でEPAやDHAに変換されます。
生活習慣病予防の効果
冠動脈疾患や脳梗塞予防に効果
アレルギ性鼻炎や骨密度効果
高齢者の認知などにも悪化が少ない
積極的にとりたい油となっています。
なので、テレビショッピング好きの60代主婦の
えごま油が認知症に効果があると言うのは、正解です。
亜麻仁油がいいのも、あっています。
こちらの詳しい内容は、こちらの記事にて
亜麻仁油の効果と効能は?80代主婦にも人気!オメガ3?!
えごま油の効果効能って?医者もすすめる認知症効果?!
オメガ6系不飽和脂肪酸の種類の油と特徴
ごま油やコーン油、グレープシードオイル
(ごま油 オメガ3:1%オメガ6:40%)
また、肝臓の解毒作用を強める効果があることから
お酒によって起きる悪酔いを防ぐ作用もあります。
ですから、クラブ夕子ママの
肝臓には、ごま油は正解です。
リノール酸などが含まれています。
リノール酸は、体内でアラキドン酸という物質になります。
ところが、アラキドン酸の一部が炎症を引き起こすことがあり
また、強めたりするので、過剰摂取はよくありません。
オメガ9系不飽和脂肪酸の種類の油と特徴
オリーブ油など
(オリーブ油 オメガ3:1%、オメガ6:10%、オメガ9:70%)
オレイン酸などが含まれていて、
酸化しやすい植物油の中で比較的酸化しにくいと言われています。
コレステロール低下作用があります。
動脈硬化予防などに効果があります。
心臓には、オリーブオイルで正解のようです。
油の健康的なとり方
実は、どれもみな正しいのですが、
健康で一番いいものを探すのではなく
健康で一番大事なことがあります。
それは、取る量とバランスです。
今多くの人が、油の摂取量が増えています。
本来油は、1日1グラムから2グラムの摂取のところを
10倍以上の約13グラム以上をとっていると言われています。
揚げ物や外食、いたるところにあるスナック菓子など
ありますからね。
日常生活の中で、思っている以上に多く油が使われているので、
多くの油を知らずにとってしまっているようですね。
ただ、中身を見てみると、リノール酸は多く摂取していますが
α―リノール酸は、不足気味となっているようです。
口内炎、吹き出物、花粉症やアトピー肌などは
リノール酸の過剰摂取とαリノレン酸不足が
原因の一つとされています。
オメガ3とオメガ6は、細胞膜の材料となりますが
性質が正反対なので、どちらかに偏ると弊害が生じます。
そのためバランスよくとる必要があります。
理想的なバランスとしては
オメガ3系:オメガ6系ー>1:4
の割合が良いとされます。
ただ、せっかく良い油でも酸化してしまっては、害になってしまいます。
オメガ6の多いえごま油や亜麻に油などは、加熱せずに使います。
また、冷蔵庫で保管して、なるべく早く使い切るようにします。
加熱料理には、飽和脂肪酸の多く含まれるココナッツオイルを使うことで
酸化を防ぐことができます。
オリーブ油も酸化しにくいですが、不飽和脂肪酸の中でのことです。
まとめ
- 油の種類:2種類(飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸)
- 不飽和脂肪酸:3種類 オメガ3、オメガ6、オメガ9
- オメガ3と6は、必須脂肪酸
- オメガ6が不足気味なのでオメガ3を1対して4の割合でとるように
- ただし、1日1-2グラムまで
最後に
身体に必要な油ですが、使い方次第で
身体に害を及ぼしてしまうこともあり
健康にもなりますね。
上手に使っていつまでも
仕事にも人生にも
油がのっている状態をキープしたいものですね。
More from my site
スポンサードリンク
関連記事
-
-
口内炎!病院は何科に行けばいい?
プレゼンがあるのに、口内炎があったら 話がうまくできない。 大事なプレゼンなのに、大ピン
-
-
キヌアの栄養効果って?NASAが評価する偉大な小さい粒?!
スーパーフードの一つである雑穀のキヌア。 必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に
-
-
しゃっくりの止め方って?水だけじゃない!効果のあるのは?
しゃっくりが止まらないと 死んじゃうんだよ。 と子供を脅かしたために 大泣きさせて、
-
-
梅エキスの効能と効果!梅干しの9倍のパワーってホント?
6月は、梅仕事の季節です。 毎年ご近所のお宅にある梅の収穫の 手伝いをして、さらにごっそりと
-
-
エクオールは肌のシワに効果があるってほんと?老化予防の救世主?!
こんにちは、マダムエムです。 老化は止めることはできませんが、 なんとか進めるのを遅くしたい
-
-
味噌汁の作り方!簡単!お手軽!混ぜるだけ?
春から一人暮らしを始める娘に。 心配するのは、やはり健康のこと。 昔
-
-
噛む効果で高齢者の全身筋力アップってホント?
老化に伴い、思わぬところにつまづいたり 全身の筋力が低下するのは仕方ないと思っていました。
-
-
甘酒は飲酒運転になるの?知らないとヤバイ?!
甘酒の栄養が見直されてきて 冬だけでなく、夏でも 栄養ドリンクとして飲むようになってきましたね。
-
-
シナモンの粉末は危険?摂取量や副作用について!
こんにちは いつまでも健康で若々しくありたいと思っている マダムエムです。 最近の研究
-
-
たけのこのあく抜きの簡単なやり方!とぎ汁は効果ある?
春の旬のたけのこ。 どんどん伸びていくので 雨後のタケノコなんて言われますよね。